M7g インスタンスは、Graviton2 ベースの M6g よりも最大 25% 優れたパフォーマンスを提供します。M7g インスタンスは、アプリケーションサーバー、マイクロサービス、ゲーミングサーバー、中規模データストア、キャッシュフリートなど、汎用的なアプリケーションに最適です。

M7g インスタンスは AWS Nitro System 上に構築されます。AWS Nitro System では、専用のハードウェアに軽量のハイパーバイザーを組み合わせて、分離型マルチテナンシー、プライベートネットワーク、高速のローカルストレージを提供します。AWS Graviton3 プロセッサでは、メモリでの常時暗号化、vCPU ごとの専用キャッシュ、さらにポインタ認証のサポートにより、セキュリティも強化しています。これらのインスタンスは、Amazon Elastic Block Store (EBS) ボリュームの暗号化も、デフォルトでサポートします。

AWS Graviton ベースのインスタンスは、Amazon Linux 2、Red Hat Enterprise Linux、SUSE、および Ubuntu など、多種類の Linux オペレーティングシステムによってサポートされます。また、セキュリティ、モニタリング、管理、コンテナ、および AWS およびソフトウェアパートナーが提供する継続的統合/継続的配信 (CI/CD) 機能など、多くの一般的なアプリケーションやサービスも、AWS Graviton ベースのインスタンスをサポートしています。AWS Graviton Ready プログラムでは、AWS Graviton ベースのインスタンスで使用できる認定ソリューションを、パートナーソフトウェアベンダーが提供します。

AWS Graviton3 は AWS が設計した Arm ベースの最新世代プロセッサであり、Amazon EC2 のワークロードのために優れた料金パフォーマンスを提供します。AWS Graviton3 プロセッサは、AWS Graviton2 プロセッサと比較して、最大 25% 優れたコンピューティングパフォーマンス、最大 2 倍高い浮動小数点演算パフォーマンス、および最大 2 倍速い暗号化パフォーマンスをワークロード向けに提供します。加えて、Graviton3 プロセッサでは、bfloat16 のサポートを含む機械学習ワークロード (ML) に対するパフォーマンスが、Graviton2 プロセッサと比較して最大 3 倍向上しています。

M7g インスタンスは最先端の DDR5 メモリを使用しており、M6g と比較して 50% 高い帯域幅を提供します。また、M7g インスタンスには、ローカルインスタンスストレージのオプション (M7gd) も用意されています。M7g および M7gd インスタンスは、16xlarge サイズとベアメタルサイズの Elastic Fabric Adapter (EFA) をサポートしています。

AWS Nitro System は従来の仮想化機能の多くを専用ハードウェアとソフトウェアにオフロードする、ビルディングブロックのリッチなコレクションです。高いパフォーマンス、高い可用性、および高いセキュリティ性を提供することで、仮想化のオーバーヘッドを削減します。